テンキーでのマウス操作を支援するソフト

テンキーでのマウス操作を支援するソフト。
Advanced Mouse Emulator(AME)

障がいなどで、ふつうのマウスが使えない場合、
トラックボールなど特殊なデバイスを使ったり、
キーボードをマウス代わりに使ったりします。

Windowsには標準で、
マウスキー機能(テンキーをマウス代わりに使うソフト)が付いています。
ただ、ちょっと使いづらい。

AMEは、「画面を9分割する」という発想で、
マウスポインタの移動を、よりスムーズにしてくれます。

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1.マウスキー機能
まずは、Windows標準装備の、マウスキー機能を使ってみます。
コントロールパネル→「コンピューターの簡単操作」→「キーボードの動作の変更」で、
「マウスキー機能を有効にする」にチェック。
(左Alt+左Shift+NumLock でもOK。)

テンキーを使ってマウスポインタを移動しますが、
目的の位置に一発でたどりつくには、かなりの慣れが必要。
速度や加速を遅くすると、動きが遅くてイライラするし。
速くすると、行き過ぎちゃって、行ったり来たり。

2.AME
Vectorのページで、ファイルをダウンロード
→インストールします。

タスクトレイ・アイコンを右クリック→「設定」で、
スタートアップ登録や、分割回数設定(初期設定は3回)ができます。

テンキーの設定は、次のとおり。

(1)通常モード
マウスキー機能と同じです。
1・2・3・4・6・7・8・9=移動
5=クリック
+=ダブルクリック
-=右クリック
0=ドラッグ

(2)分割モード
「.」で、分割モードに入ります。
テンキーで、画面の希望の位置を指定します。

ためしに、画面に開いているブラウザを、右上の「×」ボタンで閉じてみます。

「.」で分割モードに入り、「9」→「9」→「4」。


これで、ほぼ目的の位置に移動でき、
あとは移動キーで微調整して、「5」でクリック。

ストレスをあまり感じることなく、マウスカーソルを移動させることができます。