Midiファイルの最初や最後に無音を入れる方法

Midiファイルの最初や最後に、無音部分を入れる方法です。

Midiファイルは、普通の音楽ファイルと違って、波形で操作できません。
シーケンサとかいうソフトが使える人じゃないと、
自由に操作できない、というイメージがあります。

「最初に、4小節の無音を入れたい。」
「最後に無音を入れて、曲全体を60秒にしたい。」
といった単純なことも、専門ソフトがないとできないようで。

ここでは、ボクのように、音楽ソフトに詳しくない人でも、
そうした作業ができるように、説明します。
試行錯誤した結果なので、合理的な方法とは言えないかもしれませんが・・・
「できればOK」ということで (^^ゞ

今回の方法と、以前書いた「Midiファイルの切り取り」を使えば、
「Midi曲の、サビだけを切り取って、曲長も自由に設定」できるようになります。

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1.ソフトの準備

Domino」という、Midi編集ソフトを使います。

①元になるMidiファイルを、用意しておきます。

②「TAKABO SOFT」サイトの「Domino」のページで、「ダウンロード」ボタンをクリック。

③解凍してできた「Domino.exe」を実行すれば、ソフトが起動します。

④最初に、「ファイル」メニュー→「環境設定」で、Midi出力デバイスを設定します。
左側で「MIDI-OUT」項目を選び、デバイスと音源をクリックして、選択します。
とくにいろいろ入れていないかたは、両方とも「Microsoft~」を選べばOKなんじゃないかと。

⑤「ファイル」メニュー→「開く」で、用意したMidiファイルを開きます。

2.曲の最初に無音を入れる方法

念のため、曲の先頭に赤い縦バーがあることを、確認してください。
(どこにあるかわからないときは、ツールバーの「曲の先頭へ」をクリック。)

①「編集」メニュー→「選択範囲」→「範囲の選択」で、「全トラック」にチェック。

②「小節」項目に、入れたい数の小節を入力します。
上図の「1:0~2」は、1小節目から2小節目の先頭までなので、1小節目だけ選択されます。
4小節を挿入したいときは、「1:0~5」としてください。

入力したら、「OK」をクリック。

③「編集」メニュー→「コピー」。

④「編集」メニュー→「挿入貼り付け」。

これで、先頭部分に余分な小節が挿入され、そこが選択されている状態になります。
⑤Deleteキーを押します。
すると、②で指定した小節の数だけ、無音になります。

⑥「ファイル」メニュー→「SMF書き出し」で、名前を付けて、Midiファイルとして保存します。

3.曲の最後に無音を入れる方法

2と同様にして、最後に無音を入れても、Midiファイルとして書き出すときに削除されてしまいます。
そこで・・・

①ウィンドウ下にある横スクロールバーを使って、
曲の終わりよりも、無音を挿入したい小節の数だけ右側を表示します。
(たとえば、20小節で終了する曲で、最後に10小節の無音を入れて曲長を1.5倍にしたい場合、
スクロールバーを使って、30小節目を表示させます。)

②右側の縦スクロールバーをいちばん下まで移動して、C-1鍵盤を表示させます。
C-1鍵盤列の、最後の小節の終わりあたりをクリックして、音を入れます。

超低音なので、通常は聞こえません。
(どうしても気になるかたは、範囲選択→ボリュームで、ボリュームを下げてください。
やり方の説明はややこしいので、省略。)

③2の⑥と同様にして、Midiファイルとして保存します。