偽ショッピングサイト

恥ずかしながら!
偽ショッピングサイトに、引っかかりそうになってしまいました (>_<)

自戒の意味をこめて、
おバカさんな実例と、ふだんの対策・心構えを、まとめておきます。

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今日の朝日新聞土曜版に、「危ないサイトの見分け方」という記事がありました。
「URLを注意して見ろ」とか。
まぁ、当たり前だよね。
でも、初心者は、引っかかっちゃうかもね、ふふん(^^)
・・・と、余裕のどーじょー主。

さて、その後、仕事にとりかかります。
「幅90×奥行き45×高さ90のメタルラックがほしい」という要望があったので、
山善の「SR-9093J」という商品の注文を。

ここで、「ちょっと時間があるし、最安値ショップを探そう」と、
卑しい根性を出したのがいけなかった。
「SR-9093J」でGoogle検索して、見つけたのが↓このサイト。

楽天ショップそっくりさん。
品揃えも豊富で、ちゃんと商品検索もできます。
どの商品も、「激安!」というより、「他よりちょっと安い」という感じ。
「あら、安いわね」と、ログインしちゃうところでした。

・・・でも、ちょっと空気が違う。
URL(上部ののところ)は「www.rakutenappliance.com」と、
「rakuten・・・かも」みたいな、微妙に中途半端な感じ。
(このURL(トップページ)は、Bitdefenderが表示を拒否するので、開かないほうがいいです。)

それに、ページをよく見ると、左上に、今ごろ「母の日ギフト」のロゴ。
右上には、「歓迎」のリンク。

会社概要を見ると、店名が「東京上野支店」。
おまえ、どこの国の人間だ? (^_^;)

こんなページでログインしたら、アカウント&パスワード筒抜け。
「品物が届かない」どころでは済みません。

他にも、安いお店を見つけたのですが・・・

ページタイトルは、「YAMAZENくらしのeショップ」と正規名称と同じ。
「山善が運営する家庭用品インターネット通販です。」のメッセージも。
でも、大企業にしては、サイトデザインが臭いし。
URLは、「www.bcbp-unmanned.com/」と、何ともあやしげ。

こんなところでクレジットカード使ったら、大変です。

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あやしいショッピングサイトに引っかからない、注意点のまとめです。

1.出発ページがだいじ
出発点を、信頼度の高いサイトにすることです。
Google検索のようなロボット検索結果は、玉石混交です。
スパムメールのリンクなどは、たどった先もあやしいに決まっています。
「自分のポータルサイトを作る」「ブックマークを整理する」など、
「よく使うサイト」のリンクをまとめ、かならずそこから出発するようにしましょう。

2.URLをチェック
ふだんから、URLを気にかける習慣をつけましょう。
少なくとも、ログインする前には、URLをかならずチェックします。
ネットショップで利用する、代表的なサイトのURLを書いておきます。
・アマゾン=「~ amazon.co.jp」
・Yahoo!ショッピング=「~ yahoo.co.jp」
・楽天市場=「~ rakuten.co.jp」
・価格コム=「~ kakaku.com」

3.ログインは慎重に
ネットショッピングで「ログインする」ということは、
「相手に重要な秘密を伝える」ということ。
相手が、間違いなく正規サイトなのか確認するために、
かならず「ひと呼吸」おくようにします。

4.クレジットカード情報はめったに入力しない
アマゾンでもYahoo!でも楽天でも、
一度クレジット情報を登録したら、二度と聞いてきません。
正規サイトでちゃんと登録しておけば、
「クレジット情報を聞いてくるページは、いんちきサイト」と見分けがつきます。

5.パソコンのセキュリティチェック
セキュリティソフトを入れておくのはもちろん、
マルウェアやアドウェアのチェックを、週に一度はするようにしましょう。
また、セキュリティのあやしいパソコンでは、ログインはしないようにします。

6.「におい」に敏感になる
これは、けっこう重要。
「なんとなく、違和感がある」
「ちょっとウマすぎる気がする」
現実世界と同じで、ホンモノを装っても、どこか「におう」。
ショッピングだけでなく、ニュースやSNS情報などでも、
日ごろから、「におい」を感じ取るようにしましょう。