取引先への支払いなどで、毎月何回か、大和中央一郵便局というところを利用しています。
先月は、ちょっとタイミングが悪かったようで、かなり待たされてしまいました。
ぼ~っとイスにすわってると、何となく耳につく音楽が。
年賀状の歌なんですけど、それがくり返しくり返し流れてて・・・
待ってる間じゅう、ず~っと聞かされるんで、耳についちゃって、郵便局を出るころには口ずさんでたり(~_~;)
気になって、オリコンチャートを調べたんですが、出てないんです。
おもしろい歌なんだけど、売れてないのかなぁ。
「年賀状」「キャンペーンソング」をキーワードにしたら、見つかりました。
ここで聴けます。
年賀状って、ふつうは何枚ぐらいもらうものなんでしょう。
ボクは友だち少ないから、営業関係を除くと、毎年20枚ぐらい。
この歳では、かなり少ない方かも。
年賀状にこだわり出したのは、まだ塾のアルバイト講師をしていたころのイヌ年だから・・・
ちょうど二回り前になります。
当時はパソコンがないんで、1枚1枚手描きの絵をかいてました。
いまは、パソコンで絵を仕上げて、ウラ面全面に印刷。
メッセージは、オモテの宛名の下に書くようにしています。
絵の中に、詩を入れていた時期もありましたが・・・
正月早々、気味悪がられるんで、やめました(^^;
受け取る年賀状も、数は少ないけど、けっこう楽しみです。
ステキな「作品」や、知人の家族の写真が出てたりすると、何度も見ちゃう。
そういう年賀状は、見ていてとても幸せな気持ちになります。
今は、「メールで年賀状」というケースも多いようですが・・・
どんな媒体を使うにしても、気持ちを伝えるのがコミュニケーションの原則。
ハガキでもメールでも、気持ちが伝わればいいと思います。
一方で、いつも思うのですが・・・
何のメッセージもない、「一律印刷の年賀状」というのは、なんだか味気ないですよねぇ。
営業目的で、印刷のみの年賀状をよこす会社って、けっこうあります。
そんなの、まったく意味ないんで、やめた方がいいんじゃないかなぁ。
もらっても、うれしくも何ともないし・・・
もらったからって、「おぉ、○○から年賀状が来たか。よし、注文しよう」なんて思うワケない。
もっとヒドいのもあります。
幼稚園からの年賀状。
瀬谷に住んでたときは、子ども宛に、先生からのメッセージがついた年賀状が来ました。
子どもにそれを読んでやると、「返事を書く」と言い出して・・・
めちゃめちゃな字だか絵だかを、熱心に書き始める。
「これは○○の絵だそうです」と親が但し書きをつけたり。
ところが、町田に越してきてから受け取る年賀状は、「寒々しい」の極み。
一律印刷で、園長以下、先生たちの名前がずらっと記載されている。
さらにひどいモノは、「あけましておめでとう。__ちゃんにあえるひを、たのしみにしています」ってなってて・・・
そのアンダーラインのところに、子どもの名前が記入されていたり。
ボクの心に、つめた~い季節風が。。。(・・;)
前に、会議で「生徒さんたち全員に、安田から年賀状を送ったらどうだろうか」という話が出ました。
そんなん、受け取った人が喜びますかねぇ。
そもそも、全員に一律の年賀状なんか、出したくないし。
「高慢なヤツだ」と言われるかもしれませんが・・・
生徒さんへは、毎年「くださった方に、一通ずつ返信の年賀状を作る」としています。
「生徒さんへ年賀状を出すかどうか」というのは、先生方の自主性に完全にお任せしてしまっています。
教室によって、「生徒さんへ年賀状を送りたいので、会社でハガキを買ってくれないか」と自発的に提案してきてくれたり。
先生方が、勤務時間外に印刷したりして、こだわりの年賀状を作ってくれる。
あぁ、こういうのはありがたい提案だなぁ。
ところが、いつだったか、ある教室の年賀状を見せてもらう機会があって、ガクゼンとしてしまいました。
最初からなのか、いつの間にかそうなってしまったのか・・・
「会社がハガキ代を出すから」「なんとなく毎年の習慣で」
そんな理由なのかなぁ、一律印刷モノを出していたんです。
「ステキな年賀状を努力して作ったんだから、いいじゃないか」
「無償労働までしているのに、文句言われたらやってられない」
その年賀状を出していた先生たちは、そう言って怒るかもしれない。
でもそれは、「送る側の言い分」であって、「受け取る側の心」を考えなきゃ。
いくらキレイな年賀状でも、一律印刷モノ受け取って、生徒さんが喜ぶかなぁ。
生徒さんに、「あったかい心」が伝わるのかなぁ。
以前、塾のコラムで「無償労働をどう考えるか」について書いたことがあります。
有償無償を問わず、いや無償だからこそ、「心を伝える」責任があるんじゃないか。
・・・というような言い分です。
お金のことを言うとイヤらしいかもしれないが・・・
ボクは、「会社で使っているお金は、みなさんから預かっているお金」だと思っている。
喜びや幸福を生み出すため、みなさんがボクに信託してくださっているものだと。
それを「虚礼」なんかに使い込んじゃって、いいんだろうか。。。
「現在の生徒さんだけに送る」という場合もあるし、「すでに退会なさった生徒さんも含めて」という場合もあります。
そのご縁を感謝する気持ちを伝え、受け取った方から喜んでもらえるような年賀状。
そんな年賀状を送っていただけるなら、無償労働をしてくださった人の気持ち、信託していただいたお金、そういうものたちも喜ぶと思うんです。
ありがたいことに、うちの先生方はみなさん、「会社のこと」より「生徒さんのこと」を考えてくださる。
会社として、喜んでいいんだか(^^;;;
でも、とてもとても、ありがたい心だと思います。
だからこそ、生徒さん一人ひとりへ、そのだいじな「心」を込めることはもちろん・・・
受け取った方が、その「心」を感じてくださるようなメッセージを書いて、あるいは描いてもらいたいんです。
あの人に感謝の気持ち♪
あの人に感謝のカタチ♪
マッタリした妙な感じだけど、けっこういい歌だなぁ。