コラム 2月号

世の中、ホリエモンで大騒ぎ。
テレビも新聞も、ひっきりなしですね。
ボクは株をやってないので、高みの見物\(^^\)(/^^)/
不謹慎かな。

衆議院選挙でホリエモンを応援したカドで、「人を見る目がない」と自民党の人が怒られてるとか。
いやはや、とんだトバッチリですね。
あまりよく知らない人を、むやみに応援してはいけないということでしょう。

「人を見る目」というと、ボクは会社の採用面接をすぐに思い浮かべます。
面接試験のように、ちょっと見ただけでその人を判断するのは、ホントにむずかしい。

「すごくいい感じ。話の内容もガッツがある。この人だ!」と思って採用します。
でも、口ではいっぱいいいこと言うんだけど、結果を見ると散々だったり。
会社を自分のために利用するだけ利用して、うまく立ち回れなくなると辞めていく。
そんな残念な結果になっちゃうこともあります。

こっちもいろいろ痛い目見てるんで、多少のウソは嗅ぎつけられるようになってきました。
でも、だますのが上手で、しかも明確に「だまそう」と仕組んで来られると、それを見抜くのはホントにむずかしいです。
ふつうは、見抜けない。

そして、一時的にだました側がトクをしたように見えるんですが・・・・・・、
長い目で見ると、お互いにとって不幸な結果になることがほとんど。
なんとも、空しい駆け引きです。
せっかくの「面接」という機会を、できることなら、自分を成長させるために利用してほしいものです。

受験の面接も同様。
中3のみなさんには、模擬面接などを指導していますが、そのとき教わった心構えは、試験が終わっても、ぜひ心にとどめてもらいたいです。

ほとんどの受験生が、面接ノウハウを勉強してきますよね。
だから、面接官っていうのは、紋切り型の回答には飽き飽きしてるモンです。
結果、「ミスしたら減点」「ミスしなくても、良い評価もない」そんなつまらない流れになってしまいます。

それよりも、自分の心に正直に答えた方が、チャンスになる。
ただし、「思ってることを、そのままむき出しにしろ」ということではないです。
「心を耕すこと」です。

自分の心を、よ~く覗いてみてください。
同じ一つのことに対しても、ポジティブ(前向き)な面とネガティブ(後ろ向き)な面の二つが、かならず同居しています。
たとえば、「なぜ、この高校を受験したのか」という質問。
「理由なんてないよ。ただなんとなく。」と思ってしまうかもしれない。
でも、もっとよく自分の心を見つめてみると・・・・・・、
自分で選んだ以上、ポジティブな理由がかならず隠されているハズです。
それを探し、掘り起こして、表現していくこと。
それこそが「面接の心構え」です。

こういう習慣は、面接だけではなく、ふだんの生活でとてもプラスになります。
たとえば、「テストの点数が悪い」というとき。
その事実には、ポジティブ面・ネガティブ面の両方があるハズ。
自分の心の両面をよく探し、そして、ポジティブ面をどう生かしていくかを考えること。
それが習慣化できたら、キミは「面接の達人」以上の何かになれますよ。