「パソコンどーじょー」

 

補足:なぜラベルメイトなのか?(その4)

2.「表現力」の養成

たとえば、「優れた料理人になる」ということをテーマに考えてみてください。

料理をするには、たしかに「道具の使い方」をマスターする必要があります。

しかし、「いろいろな道具を使いこなす」ということが「すばらしい料理を生み出す」ことにならないのは、当然ですよね。

同じ道具を使っても、それで「いかに表現するか」ということが重要。

その表現力を養うには、包丁1本など、なるべく少ない道具で始めることです。

パソコンも、かつては「事務を効率よく処理するための道具」でしたが……

現在は、「いかに表現するか」ということが重要になっています。

そして、そういう力は、訓練しなければ身に付きません。

パパッとラベルメイトを流して「もうマスターした、次に進みたい」っていう生徒さんには……

「それじゃ最後に、修了認定作品を作ってみてください」と、納得できる作品を作ってもらってください。

「いちいちやらなくても、いい作品ぐらい、必要なときいつでも作れるわい」などと威張っている人に限って、ロクな作品を作りません。

そのまま次へ進めば、Wordでもホームページでも同じ事を繰り返すでしょう。

どーじょーの役割って、何なのかなぁ。

そんなことなら、本屋でマニュアル本買って、自分で勉強すりゃいいじゃないですか。

「それじゃ、使いこなせない」と感じたから、どーじょーに来たんじゃないのかなぁ。

どーじょーの目標は、「いろいろな機能を熟知し、実際に操作できる」だけの人を養成することではありません。

そんな「マニュアルお化け人間」の養成は、他のスクールに任せておけばいい。

ボクらは、「パソコンを使って、いろいろな形で自己表現できる人」の養成を、目標とすべきです。

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