コラム 10月号

最近、「ニート」という人種が増えているそうです。
仕事も勉強もしていない人たちのことだそうで。
テレビや新聞などでも、社会問題みたいに取り上げられています。
先月も、偶然そういう番組を見て、ニート氏の言い分を拝聴していました。


ブログなどで検索すると、ニート氏たちの言い分も見つかります。
「これだけ立派に意見表明できるなら、働けよ」なんてツッコミ入れたくなっちゃう(^^;
「多様化した価値観がどうたらこうたら」とか、「社会の二極分化がなんたらかんたら」とか。


・・・・・・なんか、詭弁に聞こえるんですよねぇ。


そもそも、「ニート」なんてカッコいい名前を付けるからいけない。
「自分はニートだ」って定義すれば、市民権を得たかのような、社会の犠牲者かのような、そんなイメージで、無気力野郎でも存在を認めてもらえちゃう。
だから、付和雷同の怠け者が、わんさか集まってきちゃうワケです。


簡単に言ってしまえば、「社会の寄生虫」でしょう。
「サナダムシ」とか「カイチュウ」って呼んであげればいい。
そうすれば、少なくとも便乗怠け者組は消えてくれるんじゃないかなぁ。


日本は、物質的・経済的にとても豊かになった。
だから、こういう寄生虫を養うだけの社会的な力がある。
でも、寄生虫がはびこったら、その社会はかならず衰えていきます。
道理で考えれば、当然の帰結ですよね。
それを避けたければ、社会側は断固としてレッドカードを突きつけるべきです。


学校社会だったら、たとえばイジメがいい例かな。
リーダー(校長)が、「イジメた側の言い分もあるワケだし、子どもの人権を考えると、一概にいけないと言っていいものか。。。」などとフニャフニャしたことを言ってるようだったら、その学校からイジメは決してなくならない。
逆に、リーダーを筆頭に、「断固としてNo!」という姿勢を示せば、イジメはなくなるものです。


最近の大人社会だったら、駐車禁止や飲酒運転。
飲酒運転する連中には、それなりに言い分があったりする。
「酔っていることと事故を起こすことには、じつは直接の因果関係があるワケじゃないんだ」とか、「あまり強く規制すると、街の飲み屋さんがやっていけなくなるじゃないか」とか。
でも今は、悲惨な事故がキッカケとなって、「断固としてNo!」となっています。


以前、街中にはびこる「ヘロインの自動販売機」のことを書きました。
http://219.121.16.200/~noryyasuda/column/column200409.htm
最近になってようやく、「金利のグレーゾーン」の問題や、「勝手に生命保険に入れる」問題などで叩かれてます。
もっと単純に、「あんなふうに弱者を喰い物にする連中は、断固としてNo!」という姿勢でいいんじゃないかな。
「業界の保護がどうたら」とか、「大手金融機関もカトちゃんペッ」とか、そんな理屈で、何となくウヤムヤに持っていかれそうな雰囲気ですが・・・・・・。


なんか、脱線してるうちに、「寄生虫をどうやって社会から駆除するか」について書けなくなってしまいました(^^;ゞ
また、そのうちということで。