なんとなく腹が立つとき

ときどき、妙に腹の立つときがあります。
昨日も、
「あ″~、まったく、もぉ!」
と、無性にムカムカ。

原因を考えてみて、ハッキリわかるときは、かんたん。
その問題が、どの程度悪い影響を及ぼしそうか、
どうしたら、解決できるか、
そんなふうに、対策を考えて、対処すればいい。

お化けと同じで、正体をハッキリさせてやれば、
すぐに気持ちが落ち着いてきます。

問題は、原因がハッキリとわからないとき。
「家が散らかっていて、ちっとも片付かない。」
「仕事が、思うように進まない。」
「疲れがたまってるのか、ちょっとだるい。」
・・・などなど、思いつくものをあげるのですが、
どれもこれも、腹を立てるほどのものでもない。

小さな、イヤなことが、積もり積もった、
ただの「気分」みたい。
「ちゃんとした原因はない」から、
「ちゃんとした対策」も、立てようがない。


「そんなときは、こうすると効果的」
という方法が、2つあります。


1つめは、
「思いっきり、走る」

ケガすると、踏んだり蹴ったりなので、
ちゃんと準備体操して、ジョギングも充分にやって、
それから、600mぐらい、全力疾走。

ムカついてるときって、
「地の果てまで、弾丸みたいに走れそうな、爆発しそうな気分」
なんですが、
実際に走ってみると、400m過ぎたあたりで、かなりペースダウン。
「おいおい、地の果てまで走るんじゃなかったのかい」
と、自分にツッコミ入れて、笑ってしまいます。


近所の公園で、全力疾走。
2周もすれば、気分爽快。


2つめは、
「過去の、辛いとき、苦しいときを、懐かしく思い出す」

店舗の家賃が払えなくて、ぼろアパートで塾を始めたころとか、
弟と二人で、1年間、無収入で働いたときのこととか、
他にも、いろいろと。
あぁ、いろいろと。

そんなことを思い出していると、なんとなく
「ほんわか~」って気分になってくる。
おじいちゃんが、昔の苦労話をするときって、
こんなふうに、ほのぼの思い出すんでしょうね。


だいたい、このどちらかで、解決します。
こういう「スイッチ」は、人それぞれ、いろいろあるんでしょうね。