訪問介護の、ヘルパーさん勤務管理のためのエクセルシートです。
「2つのものをマッチングさせる管理」に、応用できます。
通常のシフト管理ソフトは、「従業員の時間管理」なので、
「従業員」という、1つの要素を扱います。
それに対して訪問介護では、
「利用者さんとヘルパーさんをマッチングさせた時間管理」のため、
「利用者さん」「ヘルパーさん」という、2つの要素。
そのため、ふつうの「シフト管理ソフト」では、うまく管理できません。
「2つの要素のシフト管理」という場面は、けっこうあります。
重複したり、穴をあけてしまったりしないよう、管理しないといけません。
・個別指導塾や家庭教師派遣の、先生と生徒さん
・チェーン店での、スタッフと各店舗
・複数の道具をみんなで使うときの、利用者と道具
このエクセルシートは、重複チェック、各要素ごとのスケジュール表作成など、
とってもよくできています。
「2要素のシフト管理」で困っているかたには、オススメ!
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(以下、図はクリックで拡大します。)
Vectorのページから、ファイルをダウンロード
→解凍して、「ヘルパー勤務表.xls」を開きます。
「HELP」シートに、手順がわかりやすく書いてあるので、
それにしたがって、「マンツーマン個別指導塾のシフト管理」を作ってみます。
まず、「データテーブル」シートに、先生の名前を入力します。
続いて、生徒の授業曜日・時間・担当教師・内容を入力。
「シフト作成用」シートで、ボタンを順にクリックして、一覧表を自動作成。
「重複チェック」すると、おかしいところが赤字になります。
下図だったら、
「マリウス先生は、水曜日に、二宮くんと櫻井くんのダブルブッキング」
と判明するので、それを修正すればいいことがわかります。
生徒の、スケジュール一覧が出せます。
そのままだと、「利用者」列が、エクセル特有の「文字があふれる」状態になっていました。
これは、シート保護を解除して、フォントサイズを小さくするなどで修正します。
ありがたいことに、シート保護は、パスワードはかかっていません。
先生のほうは、先生Noを入力すると、その先生ごとの勤務スケジュールが出ます。
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問題点は、スケジュールの修正要請があったとき、
そのままでは、うまく対応できないこと。
たとえば・・・
二宮くんが、「10月3日は都合で休みたい。かわりに、4日の18時に振替希望」となり、
マリウス先生に確認したら、先生もOKとなった。
・・・という場合。
そのような場合に備えて、「データテーブル」で、
各生徒について、「不定期」行を数行入れておくといいです。
「シフト作成用」シートで、↓のように変更してやると、
生徒のスケジュール&先生の勤務スケジュールも、正しく修正されます。