チャリティイベントの方針について

パソコンどーじょーでは、
イベントでの収益金を、地域の児童養護・障害福祉に活用する
という方針です。

その方針にしたがい、次の2施設への寄付を進めていきます。
湘南つばさの家」(男子自立援助ホーム)
みずきの家」(女子自立援助ホーム)

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これまで、イベントでいただいたお金を、地域支援・寄付に活用してきました。
(詳細は、ホームページ→「その他」→「地域支援・寄付」項目をご覧ください。)

漠然と感じていたことなんですが・・・
「実際にどこに寄付するか」って、なかなかむずかしいです。
せっかくみなさんからいただいたお金ですから、
まさに必要としているところに、使いたい。
できれば、そのお金の使われた結果が、よく見えるところに寄付したい。
そんなふうに、グズグズと悩んでいました。

ちょうど、ボクが代表をしている「NPO法人はあとけあ」が、
大和市に、障害児デイサービス事業所「はあとふるキッズ」を開設しました。
自分で言うのもなんですが、けっこうおもしろい方針で、療育を進めています。
ただ、開設以来の赤字が、かなりのものでして。
「無能な経営者のせいだ」というのが、おそらく正解なんですが。

そんな状況にもかかわらず、あれこれ要望が出てきます。
「やっぱり送迎は必須だから、送迎車両がほしい。」
「パソコン指導のために、ノートパソコンを導入したい。」
よりよい運営のためには無視できず、ここに集めたお金を使わせてもらいました。

おかげさまで、送迎車両もパソコンも、フル活用しています。
とはいえ、どちらも代表者が同じ法人。
「単に、お金を右から左に流しているだけ」とも言えます。
ほかの事業所だって、いろいろ物入りなはずです。
公平性という点では、「はあとふるキッズ」に寄付金を使うのは、ちょっと違うかなと。
足りなければ、ちゃんとプレゼンして、別の助成金を獲得すべきです。

そこで、神奈川県子ども家庭課のかたにアドバイスいただき、
上記2施設への寄付という方針にしました。

この2施設は、児童福祉法の中の「自立援助ホーム」というものです。
児童養護施設を卒業しても、すぐに自立した生活ができない子。
15歳を過ぎてから、虐待などが発覚して、家庭で生活できなくなった子。
そうした未成年の子どもたちが、自立をめざして、1~2年生活する場です。

中卒・高卒の子が、アルバイトで生計を立てながら一人暮らしを続けるのは、
大変なことです。
DVやネグレクトなどの虐待を受けてきた子たちですから、
心身にビハインドを抱えていることが多く、その困難はなおさら。
なんのサポートもなければ、「ホームレスになる」「反社会的組織に入る」
「自殺する」といった選択肢しかない、となりかねません。

 

「自立援助ホーム」は、自治体によって制度の確立状況が違うようで、
この2施設は、かなりかわいそうな(?)部類に入るとのこと。
ホーム長の前川さん・加藤さんに、具体的にお困りの部分をうかがいました。

まず食費。
なんといっても食べ盛りですから、公費で賄えない部分も多い。
現物の寄付、とくにお米は大歓迎。

晴れて自立となったときの、一時金。
100円ショップを活用するので、身のまわりのものは1万円以内でなんとかなる。
が、炊飯器などの家電類、アパート契約時のお金など、どうしても30万程度は必要。
アルバイトの賃金で、寮費も払いながらだと、退所までに充分なお金を蓄えるのは、なかなかむずかしい。

資格取得のための費用。
コミュニケーションに支障のある子も多く、ただでさえ就職環境はよくない。
それを補うためにも、各種資格や運転免許の取得をめざす子が多い。
そのときにかかるまとまったお金が、なかなか準備できない。

イベント費用。
「レクレーションなんて、贅沢費だ」と取られがちだが、家族のない子に、家庭的イベントは必要。
「みんなで富士山に登ろう」と盛り上がっているが、費用面でむずかしい状況。

とのことでした。
具体的な寄付項目や目標金額は、今後、話し合って決めていきます。

 

このような方針で、寄付を進めていこうと思っています。
「みなさんに楽しんでいただけるイベント」ということを第一に、企画します。
趣旨をご理解いただき、ぜひ積極的にご参加ください。

また、とつぜんの寄付も、大歓迎です。

とつぜんの寄付、大歓迎です。
(しつこい!)

寄付をいただける場合は、安田宛にメール・電話等でご連絡ください。
(ホームページ右上「お問い合わせ」から、メールできます。)
使途のご指定などありましたら、その旨、ホームのほうへ伝えます。
また、寄付控除の領収書も、発行が可能です。

どうか、みなさんのご厚情、ご協力を、お願いいたします。