くり返しが必要な操作を、自動化できるソフト。
「HiMacroEX」
都合があって、このブログの記事一つひとつについて、URLを記録していきます。
調べたら、3,000記事以上もあって、手作業ではとてもムリ。
記事ごとに、表示が微妙に違って、「次の記事へ」のクリックポジションが変わる。
人工知能に学習させてから作業しないと、できなそうですが・・・
このブログは「ほぼ毎日、1記事」なので、規則性の取っ掛かりがありそう。
ということで、
過去に紹介した「HiMacroEX」を、実戦利用してみます。
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まずは、準備。
ブラウザとエクセルシートを、最大化で開いておきます。
(最大化すると、「ウィンドウの位置のズレによるトラブル」が防げます。)
「HiMacroEX」を起動。
「設定」メニュー→「マウス移動記録」は、デフォルトでチェックが入っていますが、
通常は外しておいたほうがいいです。
「記録」をクリックしたら、次の作業を順におこない、「終了」。
1.エクセルで、A列に事前に記録しておいた日付ページURLをコピー。
(このブログは、トップページURLの後ろに「/2017/06/18/」などを加えると、
日付ページが出ます。)
2.ブラウザに移動し、URL欄を選択して「貼り付け(Ctrl+V)」。
3.記事のリンクを、クリック。
4.記事ページが表示されたら、URL欄を選択して、「コピー(Ctrl+C)」。
5.ページの、何もない背景部分をクリックして、URL選択状態を解除しておきます。
6.エクセルに戻って「→」キーを1回押して、B列に移動。
「貼り付け(Ctrl+V)」で、記事ページのURLを貼り付けます。
7.「↓」キーを押し、続けて「←」キーを押して、1行下のA列に移動。
これで、1巡の作業は終了。
「HiMacroEX」を見ると、何やら記録されています。
エクセル・マクロの「ステップイン(1行ごとに再生)」のようなのがあるとデバッグしやすいですが、
残念ながらありません。
読むとなんとなくわかるので、記録の意味を確認してみましょう。
そのまま「再生」すると、速すぎてうまくいかないことが多いです。
たとえば、最初の5行
– – – – – – – – – – – – – – –
LCtrl Down
C
LCtrl Up
LMouse Down
(566,1067)
LMouse Up (566,1067)
– – – – – – – – – – – – – – –
1~3行が「Ctrl+C」、4~5行が「座標(566,1067)をクリック」です。
下のように、動作の間に少しの待ち時間を入れてあげるといいです。
(「500」というのは、「0.5秒待つ」という意味。)
– – – – – – – – – – – – – – –
LCtrl Down
C
LCtrl Up
500
LMouse Down
(566,1067)
LMouse Up (566,1067)
– – – – – – – – – – – – – – –
このように若干修正して、試験実行をくり返します。
大丈夫そうだったら、ある程度の回数、「くり返し実行」させます。
問題なければ、長時間実行にチャレンジしましょう。
プログラムにまったく問題がなくても、
「Webページの表示がちょっと遅れた」など、対処が難しい理由で、ミスが発生します。
ミスについては、後でエクセルの中で検証するようにします。
1時間で、1年分程度の作業をこなしてくれました。
明日の朝まで実行すれば、12年分すべて完了してくれるでしょう。