中国の検索サイト「百度(バイドゥ)」が、日本語入力システムを出しました。
Google日本語入力と同じく、ネット上の文章から辞書を作成する仕組みのようで、
「新しい言葉に強い」そうです。
また、サジェスト機能(数文字入力すると、予測変換する機能)もあるとのこと。
現在はベータ版で、WindowsXPのみ対応です。
↑「Baidu
Type」のページに行き、上のほうにある
「無料ダウンロード」という大きなボタンをクリック。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストール。
↑言語バーは、とてもシンプルです。
一番右側の、工場の記号みたいなのをクリックすると……
なんと、設定は「デフォルト」と「アドバンス」の2つだけ。
「アドバンス」は、文字変換のためにスペースや数字を入力すると、
それだけで確定してしまいます。
慣れてると速いのかもしれませんが、
MS-IMEをずっと使ってきた人は、かなり戸惑うかも。
いろいろと、変換をしてみます。
変換候補が、横に並びます。
これまでずっと縦並びだったので、戸惑いますが、
「横のほうが見やすい」という人もいると思います。
好みの問題かな。
サジェスト機能や学習機能は、かなり弱いようで。
何度「安田です」と入力しても、
「やすだで」まで入れないと「安田です」を候補で出してくれない。
Google日本語入力はもう、「やす」と入れただけで変換してくれます。
辞書に並ぶ言葉も少なく、単漢字変換はかなり厳しい。
「もく」と入れても、上の5つしか候補が出ません。
顔文字が、最初から入っています。
「かお」「わらい」「なく」などで、変換できます。
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なぜか、ウィンドウごとに、日本語入力システムを「Baidu
Type」に選び直さないと、
元の日本語入力システムに戻ってしまいます。
辞書も追加で入れられないし、完成度はまだまだ低いかなぁ。
でも、「日本語入力システムを、無料でいろいろ選べるんだ」となるのは、
すばらしいと思います。
ブラウザも、I.E.の独占状態でなくなって、すごく活気が出たし。
日本語入力システムも、
「変換効率の悪いMS-IMEでガマンするか、有料のATOKにするか」
以外の選択肢が増えて、これからどんどん進化しそう。
そういう意味では、すばらしいチャレンジだと思います。