ブロックをピラミッド状に積み上げていったとき、
それぞれのブロックにどのくらいの荷重がかかるのか。
相対参照・絶対参照をうまく使いながら、計算してみましょう。
テキストのダウンロードは、こちら。
テキストでは、図のように平面的なケースを説明しています。
実際のピラミッドのように、
「1つのブロックを、4つで支える」という立体的なケースは、
Excel121sample2.xlsxファイルで同梱しておきました。
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「人間ピラミッドの事故が多発している」というニュースを見て、
計算してみました。
運動会などでおこなわれる人間ピラミッドは、
「1~3段目が1人ずつ、4~5段目は2人ずつ…」
と、ふつうのピラミッドとは違う形をしています。
「手と足が負担する荷重が異なる」など、条件がややこしくなり、
詳細なシミュレーションをしてみないと、正確なところはわかりません。
しかし、「ピラミッド形状は、場所によってはかなりの荷重がかかる」
ということは、このエクセルファイルでもよくわかります。
小6の平均体重は40kg弱ですから、
7段の人間ピラミッドの場合、
100kg前後の荷重のかかる子もいる可能性は、十分にあります。
「成功したときの感動」をだいじに考えているかたには、
まずご自分でスポーツジムに行って、100kgのバーベルを担いで、
それから賛否を考えてみることをおすすめします。
100kgって、けっこう重いです。
ふつうの成人男性だったら、半年以上まじめにトレーニングして、
ようやくパラレルスクワットができるレベル。
初めて100kgのスクワットに成功したときは、すごく感動します。
「向こうの世界」が見えちゃった気分になる、それくらいの荷重です。
たとえ四つん這いでも、ふつうの小中学生に担がせるとしたら…
しかも、ツブれたときの安全バーもなしで…