３日目は、昨日より30分遅い、朝４時半出港。
長靴でドカドカ歩きながら、港へ。
今日は、朝から事件があります。
もう一人の研修生Ａさんが、とつぜん帰ることに。
「自分の生業とする気にはなれない」ってことで、親方にご挨拶して去ってしまいました。
う、う、う、一人になってしまった(:_;)
たしかに、初めての漁はショッキング。
もぉ、ビックリ仰天です。
でも、慣れれば、冷静にいろんなことが考えられると思うんだけどな。
せっかくの機会だから、１日だけで結論出さないで、もう１日だけでもやってみればよかったんじゃないかな。
ボクなんかより、ずっと漁師っぽい、漁師に向いた人だったのに。
とってもザンネンです。
漁師さんたちが、この仕事について口をそろえて言うのは・・・
まず、船酔いのこと。
このハードルを越えられるかどうかが、最大のポイントと言ってもいいくらいのようです。
船酔いすると、とにかくツライそうで。
「立って１日、すわって２日、寝て３日」というそうです。
「吐きながらでもガマンして、動いていれば、１日で克服できる。つらくて横になっちゃうと、慣れるまで３日かかる。」という意味。
ボクはさいわい、なんともなかった。
次のハードルは、船で食事ができるか。
みんな、漁場に着くまでに朝ごはんを食べます。
ご飯は船で炊くので、おかずだけ持ってくればＯＫ。
そして、そして、お昼がお楽しみ♪
イワシ以外の、大き目の魚がかかるので、それをさばいて食べちゃうo(^o^)o
船で、みんなとご飯が食べられるようになると、やっていける可能性大とか。
ボクは、昨日の朝食は、食えなかった。
いくら船酔いしないっていっても、グラングラン揺れてるし。
それに、あちこちにイワシが転がってて生臭いし。
「こんなところで飯食えるか？」って思っちゃった。
「お昼も、たぶん食べられないだろうな」って思ってたんだけど・・・
なんと！ 幸運なことに小ぶりのマグロが１匹かかったんです！
それをお刺身にして、洗面器に入れて（笑）、醤油をぶっかけて出来上がり。
食べられる自信がなかったので、「一口だけ」とご挨拶で口にしたんですが、これがお・い・し・い！(^^♪
ご飯もよそってもらって、普通にランチしちゃいました。
で、食べ終わると、ホントに落ち着くんです。
なんというか、「船が生活の場所になった」というか。
いままで感じていた違和感みたいなのが、スーっと消えちゃう。
今日は、朝食からふつうにいただきました。
ご飯をキッカケに、若手の、ハルオくんや親方の坊ちゃんといろいろ話せるし。
すごく、いい子たちです。
それまでは、「おはようございますっ！」って挨拶しても、ムシされちゃうし、ぜんぜん口をきいてくれなかった。
じつは、ムシしてるんじゃなくて、とってもシャイなんです(^_^.)
その後、昨日と同じように網を２回入れて、まずまずの漁獲です。
昨日よりは慣れたけど、おジャマばかりしてるのは相変わらず(^_^;)
今日の生け贄さんは、ハマチみたいな魚。
とってもおいしくいただきました、ハイ(^O^)/