無料のPDF作成ソフト「Cube PDF」というのができたので、
ためしてみました。
オススメ度は、高いです。
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もっともポピュラーなPDF作成ソフトというと、「Primo PDF」ではないでしょうか。
(過去の紹介記事は、こちら。)
そこで、PrimoとCubeを、比較してみます。
どちらも、プリンタとして登録され、
印刷ウィンドウで、プリンタを変更して印刷することによって、
PDFファイルを作成します。
1.Primo PDF 日本語版
こちらのページの、「ダウンロード」ボタンをクリック。
ダウンロードしたファイルを実行して、インストールします。
PDFにしたいファイルを開き、「印刷」ウィンドウで、
プリンタを「Primo PDF」にして、印刷を実行。
2.Cube PDF
こちらのページの、「無料ダウンロード」ボタンをクリック。
ダウンロードしたファイルを実行して、インストールします。
Primoと同じく、「印刷」ウィンドウで、
プリンタを「Cube PDF」にして、印刷を実行。
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もっとも気になったところは、「起動時間」です。
Primoは、バージョン4.1になってから、起動が極端に遅くなりました。
ボクは、バージョン3.1にダウングレードして、使っています。
なぜこんなに遅くなったのか、わかりませんが、
これは致命傷だと思います。
一方のCubeは、起動は重くありません。
いくつかのファイルで試したら、Primoのおよそ1/3の時間で起動します。
ファイル1つをPDF化するなら、それほど気にする必要はないかもしれませんが、
たとえば、「100個のファイルを、どんどんPDF化していく」という場合、
作業時間が、Cubeは1時間、Primoは3時間、となるワケです。
やってみるとわかりますが、「Primo4.1では、とても仕事にならない」と感じます。
そのほかの特徴は、一長一短。
PrimoはPDFの品質を選択できるのに、Cubeは選択できない。
(訂正:Cubeも、「ダウンサンプリング」で品質を落とすことができます。)
Cubeは、PDFだけでなく、Jpegなどいろいろな形式に文書を変換できる。
Primoは、全角文字のファイル名だと、PDFのファイル名が文字化けするので、
名前をつけなおす必要がある。
ポストプロセス(PDF作成後の動作)設定が、Cubeは変更しても、
毎回「開く」に戻っていまう。
……という感じです。
長らくPrimoに世話になっていて言うのも心苦しいのですが、
バージョン4.1は、どうにもいただけない。
Primoを使っているかたは、乗り換えを検討してもいいのでは。