インターネットエクスプローラ9を使ってみた

インターネットエクスプローラ9(IE9)のRC版が出て、はや1カ月近く。
ようやく、試してみました。
WinXPユーザーは蚊帳の外なので、腰が重くて(^^;ゞ

使った感想は、最後の「3.結論」にあります。
お急ぎのかたは、そちらをどうぞ。

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1.インストール
IE9のダウンロードサイトを開いて、
OSのバージョンを、選び、
「今すぐダウンロード」をクリック。

ダウンロードしたファイルを、ダブルクリック。
インストールに、4分かかりました。

予想どおり、再起動の要求(ーー;)
再起動も、「Windowsの構成中」とやらで、
ふだんよりも時間がかかります。

2.使用感
↓IE9を起動したところ。

Google Chromeそっくり!
右上の歯車マークでメニューが出るのも、同じ。
・・・あ、Chromeはスパナマークだった(^^;

お気に入り(☆)やホームボタンが、最初から付いているのは親切です。

動作速度は、前評判どおり、軽快です。
起動時間も、いろんなページの表示も、
IE8のときのような「まったり感」がまったくない。

「IEでないと、ちゃんと表示されないページ」は、正しく表示できるかどうか。
それも、調べてみました。
といっても、最近は、銀行なども他ブラウザで正しく表示できるようになってしまって。
「IEでないと表示されない」という原始的なサイトは、
知っているオンラインバンクなどでは、なくなってしまいました。

唯一、自宅のビデオレコーダー(東芝RD-E300)の管理画面が、
Chromeのエンジンでは表示できません。
この管理画面をIE9で開いたところ、ログインはできましたが、
ボタンなどの表示に、不備がありました。
「IE8でないと正しく表示できないサイト」は、IE9では正しく動作しない可能性があります。

3.結論
(1)良い点
とにかく、起動からページの表示から、動作がキビキビと軽快です。
この一点だけでも、これまでのIEとはまったく異質だと言えます。
すばらしいです。

見た目も、メニューだとか「○○ツールバー」だとか、ゴチャゴチャとしたものがなく、
ページを広く表示できるので、とても見やすい。
Chromeのように、アドレスバーに直接検索語を入れることもできるし。
妙チキリンなサービスを排して、
「いろんなサイトを表示していく」という、ブラウザ本来の機能に立ち戻っている感じ。

ホームボタンやお気に入り(ブックマーク)ボタンが、最初から右上に配置されています。
お気に入りウィンドウは、左側に表示させておくこともできるし。
初心者に優しい設計です。

ファイルのダウンロードも、Chromeのように「いきなりダウンロード」ではなく、
「保存するか、実行するか、キャンセルか」と聞いてきます。
IE8のように、上に黄色い警告が出るのではなく、画面下部に選択ボタンが出ます。

(2)良くない点
まず、「OS条件は、Windows Vista以上」という点で、XPユーザーは対象外。
Microsoftの方針ですから、しかたありませんが。。。

次に、インストールにかかる手間や時間。
だいぶ速くはなったものの、相変わらず再起動を要求するし。
不具合が発生したときに、「OSまで一緒にやられちゃうんじゃないか」って心配。

Chromeでいう「拡張機能」がないのも、弱点です。
マウスジェスチャーさえ、特殊なアドオンを入れないかぎり、使えません。

ということで・・・
Firefox・Opera・Chromeといった、他ブラウザのユーザーは、IEに戻ることはないでしょう。
ボクはWinXPユーザーなので、選択肢にもできません。

IE8ユーザーは、正規版が出たら、乗り換えない手はありません。
Chromeと比べると、初心者に優しいし、
これまでのIEとは、比較にならないくらい、すばらしいです。