プラネタリウムのように、天体観測ができ、
また、宇宙空間・時間を、自由に旅行できるソフトです。
「Mitaka」
先日の金環日食など、天体の話をテレビで解説していても、
どうも、しっくりとリアリティがわいてきません。
実際の宇宙には、あんなでっかいボールは、浮いてないし。
こういったソフトを使って、実際に自分で動いてみると、
「なるほど、こういう状況なのか」と、わかってきます。
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1.インストール
「Mitaka」には、派生版として、「Mitaka++」や「Mitaka Plus」があります。
今日は、「Mitaka++」を使ってみました。
「Mitaka」サイトを、開きます。
そのページの下のほうに、「ダウンロード」項目があります。
「最新バージョン」をクリックして、ダウンロード&解凍。
つぎに、「Mitaka++」のダウンロード・ページを開き、
やはり同様に、「最新バージョン」をクリックして、ダウンロード&解凍。
いずれも、「mitaka」というフォルダができ、その中に解凍されます。
2.プラネタリウム・モード
「mitaka」フォルダ内に、すべてのファイルがあります。
マニュアル「mitaka_manual_J.pdf」に、詳しい操作方法があります。
まずは、「mitaka_pp.exe」をダブルクリックして、起動。
最初は、三鷹市の、夜8時の北の空が見えます。
ウィンドウ右上にマウスを持って行くと、「-+」が出ます。
これをクリックすると、時間を進めたり戻したりできます。
また、右クリックで、進める(戻す)スピードを調節します。
「表示」メニュー→「星座」で、星座を表示。
Alt+Enterで、全画面モードになります。
その場合は、メニューが消えちゃうので、「X」「Z」キーでメニューの表示/非表示。
5月21日の、日食の様子を見てみましょう。
太陽が欠けていく様子が、ハッキリとわかります。
3.宇宙空間モード
今度は、宇宙空間に飛び出してみます。
「離陸・着陸」メニュー→「離陸・着陸」で、宇宙へ。
「PageUp」「PageDown」キーで、地球に近づいたり遠ざかったり。
これも、時間を進めると、月の影が動いていく様子がわかります。
ずっと遠ざかって、そのときの、太陽・月・地球の位置関係を見ます。
テレビや新聞とは違って、実際の縮尺。
点みたいな存在どうしが、奇跡のように、影を作っているワケです。
さらにそのまま遠ざかってみると、太陽系全体が。
「セドナ」とか「マケマケ」とか、聞いたことない天体が、
太陽の周りをまわっています。
さらに遠ざかると、銀河系が。
さらにさらに遠ざかって、137億光年の宇宙全体で、終点です。
「ターゲット」メニュー、または名前の表示される天体をダブルクリックで、
その星を中心に指定できます。
さらに、天体だけでなく、ボイジャーなどの宇宙探査機を見ることもできます。
1977年に打ち上げられた、ボイジャー1号の旅をたどってみましょう。
1979年、木星に接近しています。
時間を進めていくと、土星が近づいてきます。
このソフトは、科学的な根拠のもとに、天体の状態を表示させているようです。
こういうソフトで旅をしてから、日食や、6月6日の金星太陽面通過を観測すると、
まったく違った感じ方になるかもしれません。