前回の「使いやすい現金出納帳(1)」で作成した現金出納帳を、
最小限の操作でデータ入力ができるようにしてみましょう。
前回はデザイン中心だったので、機能的にはそれほどむずかしくありませんが、
今回は、ちょっとむずかしい機能を使っています。
1.勘定科目のコードを、リストから選べるようにしてみます。
「データの入力規則」でリストに範囲を指定する場合、
単純に範囲を指定すると、同じシート内でなければ参照できません。
別シートでも参照できるように、リストとして扱いたい範囲に名前をつけます。
2.関数を入れた部分の、不要な表示を消します。
「#N/A」など、データ未入力の行に、不要なエラーが表示されたりします。
これを消す(見えなくする)には、2通りの方法があります。
(1)IFERROR関数やIF関数を使って、「もし~のときは空白に」と書き加える方法。
(2)条件付き書式を使って、「~のときは、フォントの色を白色(背景色と同じ)に」とする方法。
3.シートを保護して、入力可能なセルにだけカーソルが移動するようにします。
EnterではなくTabキーで移動するようにすれば、
入力可能なセルにしか、移動しなくなります。
キーボードだけで、どんどん入力できるようになり、とても効率的です。
テキストのダウンロードは、こちら。
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