Baidu(百度)の日本語入力システム「BaiduType」が、
正式版になりました。
これを機に、いろいろな日本語入力システム(IME)の、
独断的レビューをしてみようと思います (^_^;)
1.MS-IME ★←星1つ
ボクのパソコンには、
・Microsoft
IME Standard 2003
・Microsoft Natural Input 2003
・Microsoft Office
IME 2007
の3つが入っています。
Windowsに標準で入っているので、もっともポピュラー。
よく言われているように、とんでもない誤変換が多く、
いまはほとんど使っていません。
初心者のかたは、「IMEが選べる」と言われても、???だろうし、
まずはタッチタイピングのマスターが先でしょうから、
急いで変える必要は、ないと思います。
パソコンを毎日使うようになってきたら、
ブラウザをインターネット・エクスプローラから卒業するように、
IMEの変更も、チャレンジしてみましょう。
2.ATOK 未使用のため、星不明
Windowsになってから、使ったことがありません。
有料だし、いろんな売り方されていて、いくらなんだかよくわからん。
たぶん、1万円前後なんでしょう。
「有料」ということで、候補からはずしてしまいます。
でも、ネット上では、だいたい評判がいいですね。
無料配布されたら、間違いなく、勢力図が変わります。
「無料版ATOK」、出ないかなぁ。
ビジネス・モデルとしても、おもしろいと思うけど。。。
3.Google
IME ★★★
酷評する人もいますが、高く評価する人も多いです。
「安定していて、変換効率も高く、使いやすい」と思います。
MS-IMEに不満を持つかたに、まずオススメしたいシステム。
ただ、メモリを多く食うので、
ボクのように、ちょっと旧型というマシンを使っていると、
ツライときもあります。
最先端高性能マシンを使っているかたばかりではないので、
少し考慮していただけると、「人にやさしい、懐にやさしい」となるのですが。
Googleの出してくるサービスっていうのは、お金持ちマシン向けが多いですね。
4.BaiduType ★★
ちょっと独特の使い勝手ですが、変換性能は、かなり上がっています。
Google
IMEに近いんじゃないでしょうか。
「中国が作った日本語システム」っていうだけで、抵抗を感じる人も多いでしょうが、
BaiduTypeは、そんな偏見を打ち破るぐらい、かなり完成度が高い。
ただ、Google
IME以上に、メモリを食います。
現状では、あえてBaiduTypeを選ぶ理由が見つけにくいですが、
成長力を見ると、近い将来、「もっとも使いやすいIME」になるかも。
5.Social
IME ★
「クラウド型のIME」という、とってもおもしろい発想で、
パソコンにほとんど負荷をかけない、というメリットがあります。
ただ、入力方式が、これまでの標準だったMS-IMEと少し異なるため、
慣れが必要です。
また、この文章も、Social
IMEで書いていますが、
ネットを介しているため、変換候補の表示が、一拍遅れます。
タイミングをズラされるので、入力していて、けっこう疲れる。
クラウド型にこだわらず、「クラウドとメモリ常駐部分の併用」など、
新しい展開をしてくれると、期待できそう。
ということで、「MS-IMEから無料で乗り換える」というなら、
Google
IMEでいいと思います。
ですが、上記はどれもおもしろいので、
ぜひ、ご自分で、使い勝手を試していただきたいです。