寄付した金額を公表すべきか

今回の震災で、考え方が変わりました。

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自分が、どこにいくら寄付したのか、キチンと表明したほうがいい。

著名人が、どこにいくら寄付したのか、どんな活動をしていくら寄付したのか、
GoogleやYahoo!の「まとめサイト」があるといい。

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日本人には、欧米のような寄付文化が、定着していません。
タイガーマスク現象のように、「人知れずコッソリと」というのが美徳になっています。
「寄付金額を言うなんて、破廉恥だ」
「スタンドプレーだって、批判されるかも」
「偽善者と思われたくない」
日本人らしい、奥ゆかしさだとも言えます。
ボクもこれまで、募金活動の様子などは話しましたが、
いくら寄付したなどは、家族以外に話したことはありません。

また、日本人は昔から、
「御上(おかみ)が何とかしてくれる」
と、行政にすべてを委ねる傾向があります。
自分たちの老後も、「国が何とかしてくれる」と信じてきましたし。
「自分の生活で手いっぱい」
「自分なんて、ちっぽけで無力だから」
そう言い訳して、御上に委ねてきました。

しかし、国力はすでに疲弊し、今回のような大災害の復興に立ち向かえるのか、危ぶまれています。
できたとしても、長い長い年月がかかってしまうでしょう。
被災者はもちろん、日本全体も、長く苦しい年月を過ごさなければなりません。
一日も早い復興を実現することは、ボクら日本人全員の、重要なテーマです。

そのためには、たくさんの人の、「思い切った支援」が必要です。

「笑いで被災者を元気づけよう」
「歌の力で助けたい」
そういったメンタルな側面も、重要であることは間違いありません。
希望があるからこそ、ボクらはガンバれるのだから。

ですが、復興という場面では、同じくらい、いやそれ以上に「お金のパワー」が必要です。
一日も早く社会を立ち直らせるため、「みんなのお金を、たくさん集める」必要があるんです。

そのためには、どうしたらいいのか。

大きな会社の社長さんが、10億円を寄付したと報じられました。
社員さんたちはきっと、寄付をためらう「自分の心の壁」を、打破しようと思ったはずです。
プロゴルファーが、「バーディのたびに1万円寄付」と報じられました。
ロックンローラーが、街頭で先頭に立って募金活動をしたと報じられました。
ファンの人たちは、「よし、自分も」って思うでしょう。
自治体のリーダーである、知事さんや市長さんも、そうです。
「義援金を送った。さあ、オレに続け」
知事がそう公表すれば、ボクら都民も勇気づけられます。

そういう連鎖がなくては、大きな力は得られない。
だから、著名人のかたがたには、寄付活動の内容を公表してもらいたいんです。

そういう連鎖は、ボクらの足もとからも始められる。
いろんなところにいろんな組織があり、それぞれに「リーダー」がいます。
お父さんお母さんは、家庭ではリーダーです。
社長さんは会社の、店長さんはお店の、課長さんはその課の、町内会長さんは町内会のリーダーです。

みんな、これからのことが不安で、萎縮しちゃっているはず。
そんな中で、リーダーが一歩を踏み出して、みんなに勇気を与えなくては。
それが、リーダーとしての役割です。

これを読んでいるお父さんお母さんに、お願いです。
「こうやって義援金を送った」
「こういう支援活動をした」
と、子どもに話してください。
そして子どもに、「自分のできること」を考えさせてください。
次の世代の日本人に、「直面した問題を自分の課題と考え、立ち向かうこと」を指導してください。

今回の震災で、日本人のモラルがすばらしいと、世界で賞賛されました。
買い占めなど、困った行為もあったけど。
モラルのない連中が、話題になることもあったけど。
大災害に直面しても、暴動も略奪も起こらない、秩序正しく、困っている人がいたらみんなで助ける。
これほど意識の高い国民であることを、ボクらは誇りに思っていいはずです。

そしていま、その誇りにかけて、
「国難には、全員が力を出しあって立ち向かっていく」
そんな力を、ボクらは身につけるときなんじゃないか。
そう思うんです。

だれもが、「自分にできることは何か」って考えたことでしょう。
「節電すること」
「パニックを起こして騒いだりしないこと」
「少しでもいいから、義援金を送ること」
たくさんの人が、それを実行しています。

もう一つ、
「少しじゃなくて、ちょっとイタイなぁ、と思うぐらいの義援金を送ること」
多くの人がそう考えたら、きっときっと、大きな力が集まります。
震災の話をする場面があったら、ぜひそのことを話題にしてみてください。
お願いします。

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ボクが送った義援金を、書きます。
Googleを通して、日本赤十字に1万円。
ゆうちょ銀行から、日本赤十字に50万円。
合計、51万円です。

エラそうな話をして、なんか、ビミョーな金額ですが(汗)
ボクの立場では、けっこうイタイです。 ←言い訳がましいぞ

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日本人のモラルについて、Chikirinさんのブログを紹介しておきます。
Chikirinの日記「大惨事とミラクル」

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