「朝」日記の奇跡
朝3分夢をかなえる習慣のつくり方
佐藤伝 著
おススメ度=☆☆☆☆☆
内容をカンタンにまとめると・・・
著者は、長年、夜日記を書いてきたのを、朝日記に変えた。
すると、プラス思考で、日記が自己管理にとても役立つことに気づいた。
・・・というものです。
具体的に、どんなふうに実践しているか、わかりやすく説明してあります。
読みやすい本なので、ぜひ一読して、「朝」日記を実践してみてはどうか、と思います。
ボクは、毎日パソコンを使っているので、この本を読んだ翌朝から、Excelで朝日記を始めました。
毎日、いろんなことを感じたり、気づいたりしますよね。
でも、そのほとんどを忘れてしまう。
ボクなんて忘れっぽいから、「おぉ、すばらしいことに気づいた」と感動しても、1週間もたったら忘れてる、なんてことがしょっちゅうでした。
朝日記の特徴の一つに、「自動的に、過去を振り返る」というところがあります。
それら「気づき」を、毎日記録し、定期的に振り返ることができます。
またExcelなら、過去の記録をカンタンに検索できます。
仕事のことや人間関係でも、いいこと悪いこと、いろんなことを感じます。
でも、当日はすご~く感情的になったりしたことも、翌朝になると、ちょっと客観的に見ることができる。
この「ちょっと客観的」がポイント。
腹が立ったことだって、いやそういう悪い感情ほど、自分にとってメリットがあるんだなぁ、って気づかせてくれます。
「人間には、本人も気づかないような、大きな潜在能力がある」と、よく言われていますよね。
その「潜在能力」と思われているものの一つが、「ベクトルの整列」です。
毎日、いろんなことを感じたり考えたりしている自分がいる。
その99%を忘れ、捨て去っていけば、なかなか成長できない。
一つ一つの体験が持つベクトルを、大半を捨て去り、残りはバラバラの方向をむいたまま。
朝日記は、それを生産的に記録するよう仕向けることで、バラバラになっていた体験ベクトルを、整列させる効果があります。
著者はたぶん、そのことを「奇跡」と言っているんじゃないかな。
「朝なんて、いそがしくて、続くワケがない」と思うでしょ?
「逆に、朝の方が習慣化しやすいんだ」ということが、くわしく説明してあります。
そうは言っても、やはり朝はいそがしい。
だからボクは、これを読んでから、さらに早起きするようになりました(^^)
いい知恵を受け取っても、実践しなければ、受け取らなかったのと同じ。
まずは読んで、「自分にとって価値のある知恵かどうか」を考え、Yesならぜひ実践してみてください。