テキストの順番を変えてはいけない

『パソコンど~じょ~』のテキストには、
・レギュラーテキスト
・補助テキストの2つがあります。
補助テキストは、気になるものがあれば、どんどんやっていただいてOK。
脱線は、大歓迎です。
しかし、レギュラーテキストは、No.1からNo.25まで、順番どおりにやっていきます。
「順番を変えてはいけない」というのが、ルール。

新しい先生に、こういう話をすると、反応が2通りに分かれる。
「素直に聞いてくださる人」と、
「「なんで???」って理由を知りたがる人」と。

ふつうの会社なら、前者のほうが喜ばれるのかな。
でも、『ど~じょ~』では、後者の姿勢を尊重します。
なぜかは、以前、塾の生徒へのお知らせでも書きましたが・・・
要は、「その成り立ちや存在理由を考える者にのみ、それを適用する資格がある」というのがボクの考えで。
ボクの主義主張を、強引に押しつけてるワケですね (^^;


「順番を変えてはいけない」というルールにも、もちろん、それができたイキサツがあります。

ふつうは、「生徒さんのご希望に、なるべくお応えしたい」って思いますよね。
だから、もともとはワリと自由で、生徒さんのご希望と先生の判断で、柔軟に対応していました。
それで、うまくいってたんです。

ところが、だんだんと、「ちょっと違う」生徒さんが増えてきて。
「仕事でエクセルを使うから、それだけ教えてくれ。それ以外のことは、やらなくていい。」とか、
「パソコンはできるから、教わる必要はない。ただ、デジカメの画像をパソコンに取り込む方法だけ教えて。」とか。

『ど~じょ~』には、
「パソコンには、生きがいや感動を生みだす力がある。
そのことをわかってほしいし、そのために、表現やコミュニケーションに力を入れている。」
という方針があります。
それをわかった上でご入会いただきたいから、入会前に、かならず体験していただくようにしています。

逆に、この方針にご納得いただけない方には、入会していただかないほうがいい。
ラーメン屋さんで、お刺身定食を注文したら、おかしいですよね。
「お金払っている以上、客の要求に応えるのが当然だろ」って言われても、困っちゃう。
お店もお客さんも、不幸です。
それと同じで、「パソコンで感動するつもりなんて、さらさらないよ。とにかく、このやり方だけチョチョイと教えてくれればいいんだから、ケチらずに教えてよ。」と言われても、困ってしまう。

そこで、こういう方が間違って入会されないように、「順番を変えない」というルールを作ったワケです。


さらに、もう一つ、「順番を変えない」というルールを作った、重要な理由があります。
インストラクターのみなさんは、もちろん知っていますよね?
・・・知ってますよね、ね?
当然知っていてほしいし、万一知らなかったら考えてほしいし、わからなかったら聞いてほしい。
ん~、心配だぁ、テストしてみよっかなぁ (^^;


まぁ、こんなふうに、成り立ちや存在理由を考えていくと・・・
「こういう場合は、このルールに固執しない方が、『ど~じょ~』の方針に合っているんじゃないの?」っていうケースが出てくる。
その場合、「ルールを破っちゃっていいのか」、「破るとしたら、どういうふうに破るか」ということになります。

昨日は、このルールを破っているクラスの見学に行ってきました。
その話題は、また後ほど。