今年も、読書感想文

去年、長男の読書感想文を手伝いましたが……
今年も、「手伝ってくれ」とせっつかれて。
なかなか時間がとれなくて、昨日の夜、ようやく取り組みました。

去年と同じく、

1.どんな話なのか、あらすじを聞いてみる。
2.自分が、何か感じたところ(喜怒哀楽、不思議、自分はこう思う、など)を10個箇条書き。
3.2の中から、おもしろそうなネタを2つ選ぶ。
4.3について、話を聞き、カウンセリングみたいに、質問していく。
5.次の順で、書く。
(1)1をもとに、あらすじを100字程度で。
(2)4で話したこと。
(3)まとめ。
6.5を校正してやり、清書。

という流れ。

ボクに似て、「感想なんて、何も感じない」というタイプですが、
それほど苦しむこともなく、まとめていました。
ま、苦手なので、「原稿用紙3枚」という条件をクリアしたら、
それ以上、書こうという気力はないようで (~_~;)

結果は、↓こんな感じです。
小学校6年生で、漢字も言葉づかいもあやしいし、
稚拙なのかもしれませんが……
ボクの息子だと思ったら、なかなかの出来。 ←親バカ (^^ゞ
なにせ、DNAはかなりひどいですから。
ボクの中学時代の読書感想文なんて、思い出すのも恥ずかしいシロモノ f(^^;)

ボクのいじめ話は、前にブログで書いてたものです。

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「八月の金貨」を読んで

この物語の初めの方で、主人公の研治がおじさんの話を聞く場面がある。
おじさんが戦争の時、そかい先でいじめられた話だ。
おじさんは、八月病という病気になってしまった。
そして何日かしたら、研治といとこの信子は、タイムスリップをしてしまった。
そこで、おじさんに会ったのだ。
おじさんの話は全てうそで、じつはいじめっこで、いじめていた子のことを自分のことのように話していた。
---という物語だ。

おじさんは、無意識でどこかに行ってしまうのだろうか。
どこに行っているのかな。
おじさんは、そかい先の場所で、昔のことを後悔しているのか。
けれど、ぼくにはこういう経験が無いので、父に話してみた。
すると父は、むかし同級生をいじめた話をしてくれた。
父にいじめられた子が、先生にいじめられたことを言った。
すると父は、ほかの同級生に罪をきせて、自分はおこられないようにした。
でも父は、そのことをとっても後悔していると言った。

ぼくはこの本を読んで、いじめというのは、相手だけではなく、自分もきずつくというのがわかった。
こういうことを言われても、ふーんとしか思わない。
けれど、物語として聞くと、自分にもそういうことがおきるんじゃないか、と思えてきた。

後半で、門大さんという、昔おじさんにいじめられていた人が出てくる。
門大さんは気おくそうしつで、いじめられていたことがわからない。
でも、金貨という証拠があるので、いじめられていたというかくしょうがあった。
そして、おじさんをゆるしてあげた。
これは自然なことだろう。
もし、門大さんがいじめられていたことを覚えていて、長年それをうらんでいたなら、ゆるしてあげられるだろうか。

自分だとしたら、どうだろうか。
たとえば、姉がぼくをきずつけるような事をしたとする。そして、それをぼくは長年うらんでいたら、ぼくはたぶんゆるさないと思う。
なぜなら、長年うらんでいたことは、そうかんたんには消せない。
あやまるんだったら、次の日など、すぐにあやまるべきだと思う。
ただ、本当にしんけんにゆるしてほしいという気もちが表れていたら、うらみをおさえて、ゆるしてあげるべきだと思う。
ここでゆるさなければ、心が弱い人間なのかもしれない。
いじめられる子は、けんかが弱い人だったりするけど、ゆるしてあげられるとしたら、それは強い人だとぼくは思う。